[剣] 2018/09第1週の稽古

2018/09/03 月曜

ST先生

以前に注意されたこと(稽古前後の礼法、竹刀をブン回さない)を意識して稽古。一合目、ジリジリ間合いを詰める。簡単に引き出されて返し胴を打たれるのが常だが、そうはさせまいと思い、先生が間を詰めようとする瞬間にグッと押し返す意識を持って対峙する。ここだ!と思える瞬間がなかなかないままに、来るかなと思ったところを小手に出るも、相手は動かずじまいだった。

二合目、同様にジリジリ攻める(攻めてるつもり)が、なかなかここだと思えるところが見つからない。と、その時相手が動くかなと感じたので、相手が動き出す前に自ら打突準備に入るや、相面となる。一本取れたかどうかはタイミング的に微妙だが、打突部位、強度は良かったのではないかと感じる。ST先生に対してはじめて相面が打てた瞬間である。

続いて、さらに積極的に攻めようと思うのだが、なかなか思うような打突ができない。中途半端な小手に出てみたり、面に飛ぶが、惜しいあたりはないままに、最後、かかり稽古で終了した。

稽古終了時の挨拶で、先生からは「強くなったな〜!」とお言葉をいただく。本当に以前の稽古を覚えていてくれていたとしたら、すごいことだ。そして、すごく嬉しいし、感激だ。思わず、書き留めておこうと、このブログを再開した次第。

YND先生

小柄な先生。おそらく稽古をお願いするのは2回目だったように思う。僕の前に並んだ七段の女性剣士との稽古を見ると、絶妙なタイミングで出頭面、出小手を繰り出している。しっかり攻めて、まっすぐ打とうという意識で立ち会いをお願いする。

2018/09/04 火曜

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大型台風のため、朝から自宅待機にて、いつもの稽古も休みとなる。いや、それにしても風がすごかった。

2018/09/05 水曜

今日は会社の仲間との稽古会だ。月末の試合へ向けて調整。日頃、年配の高段者との稽古が多いので、試合剣道をする若者に対しても対応できるようにしておきたい。今度の試合は中堅、勝ち切る剣道か、負けない剣道か、流れを生かす仕事ができるよう、準備せねば。

MN先生

木刀による基本剣道形1本目と2本目を防具をつけた状態でじっくり稽古。あっという間に40分が経過する。適切に間を取り、大きく体を移動させての基本稽古は、なかなか足にくる。

自稽古において、先をとって攻めようと思うものの、MN先生が先に動くことが多い。引き出されてはいないけど、引き出せてもいない。以前のような圧倒的に攻められることは減って来た。

OTくん

剣道再開して間もないため、体力的に難あるが、高校時代に相当な試合稽古を積んだとみられる。負ける気はしないが、かなり攻めあぐねる。圧倒的に追い詰めている感はあるが、攻めきれないあたりは、今後の課題である。途中、逆胴を決めたほか、最後に正面を決めて終了。

CTNさん

素直な剣道をする。今度四段を受審予定。

合格ライン上にいるかと思う。以前に比べて打ち出しがスムーズになって来た。あまりに素直なので、「そこ、もうちょっと我慢して」と自分が八段の先生に言われているようなことを思わず言ってしまった。

三段の人たちには、ここ打つところでしょというところで動かない、動けないことが見受けられるが、四段になって来ると、案外素直に、ここでしょというところで引き出されてくれる。

八段の先生から見ると、僕も同じことなのかなと反省。

NSKくん

剣道センスが良くて試合感がある若手。油断すると思い切りの良い打突が飛んで来る。来たのを捌くのは簡単だが、こういう相手に圧倒的に攻めきって、勝ってから正面を打ちたいと思って対峙する。

攻める、攻めきれない、攻める、ここだと思うところで間を切られてしまう。等、なかなか攻めあぐねる。攻めきれない課題はOTくん相手にしているのと同じだ。

最後、時間のなくなったところで、相面となるが、これは相手の面が速かった。見事にやられてしまった。

2018/09/06 木曜

台風で稽古が連日中止になったと聞いてはいたが、木々が折れて通路を塞ぎ、なるほど稽古も中止になるわけだと、今回の台風の凄まじさを実感した。

HRN先生

八段になられてから、行列が増えてしまい、なかなか立会いをお願いできていなかった。久しぶりの立会い。一合目、ジリジリ間を詰めて機会を伺う。10秒?20秒?これまでよりは、少し長い間の剣先の攻防を経たのち、相面となる。もしかして、面が自分に分があったかと思える出来で、自分的には実に良い感じだった。

二合目以降は、細かな点覚えていないが、これぞという打突はないまま、とにかく真っ直ぐに入り、適切な間に入って打つ(遠くから無理して打たない)ことを心がけた。

稽古終了後、良いところまで来ているので、正面の打突時に、相手が避けているからといって竹刀の軌道を変えて打突しようとせず、相手が避けている竹刀もろとも打ちおろすような打突を目指すと、さらに良くなるとアドバイスをいただく。

最近、声かけていただく先生方のアドバイスの質が変わって来たのを感じる。着実に上手くなっている実感を得た稽古だった。

それなのに…………

END先生

もう、先を見透かされている印象。

機会を伺い、剣攻め、体攻め、気攻め、のつもりの立会いをするが、どうして良いものやら、面を打っても剣先をつけられているし、出小手を打とうと思っているのに引き出されてくれないので中途半端な小手で終わったりと良いところなし。

さらには…………

MRT先生

終了間際、時間ない中、立会いをお願いした。強い!最近、八段審査を意識してなのだろうか、稽古頻度が増えている先生。

立会い後、リズムで打とうとしていると指摘される。攻めて崩してのつもりで腰(足と身体)を前に出すのだが、相手が何も反応しないので、戻ってやり直し、また攻める(攻めてるつもり)の繰り返しが、先生から見たら前後にリズムをとってるように見えたのかもしれない。

構えた時の剣先の強さが、まだまだ足りないと反省。鎬の使い方を工夫する必要を感じた。

2018/09/07 金曜

福井経由で金沢へ出張。

2018/09/08 土曜

朝一、金沢から帰阪。耳鼻科にて聴力検査。残念ながら、右耳の高音域の聴力が低下していること、再現が取れてしまった。原因不明で治療の対象外なので、経過観察とのこと。鼓膜に問題はなく、内耳側の問題のようだ。

2018/09/09 日曜

指導者講習会にて、目付けを意識し、日本剣道形の稽古。声の出し方、やーではなく、いーやー、と丹田に力を込めた発音を心がけると良い。

3本目、仕太刀:

打太刀の突きを入れ突きになやした後、突き返す動作は、本来は一拍子であること。初めての相手とやる時、危ないので、なやして、突いてと二拍子になるのは仕方ないが、一拍子があるべき姿。

小太刀2本目、3本目:

これは、講師の言葉ではなく、相手をしてくれた69歳の方が師匠から習ったといっていたことだが、一理あると思ったのでメモ。

護身術を専門にしていた師の言葉らしいのだが、小太刀2本目にて上から腕を抑える際、横から上へ(内側へ)捻るように腕を絞り上げる。小太刀3本目、腕をきめる際、斜め上から下へ捻るような掴み方で、絞り上げるイメージ。

ツボを押されて、なかなかに痛かったが、「参りました、勘弁してください」という気持ちになる押さえ方だと感じた。

最後は、全員での周り稽古。2分10本。連続での立会いで、僕の立ち位置は右回りする都度、どんどん上手の方との対戦になるところで、10本目、一番最後が、八段講師SMN先生との立会いだった。

疲れたが、気力を振り絞って頑張った。

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